”旨い”とは、味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚の五感が揃って感じるものであるということは言うまでもない。

しかし、これらだけでなくその場の環境、感情により大きく左右されることもある。

過日お昼どき、満員でカウンターだけの中華レストランでのこと。

久しぶりの中華ランチで、酢豚も、チャーハンも旨かった。

わずかに空いた私の横に、体格の良い中年のおっちゃんが、ジャンパー姿で座った。

私と肩が触れ合うほど接近して座っていたそのおっちゃんは、旨かったのか、お腹が空いていたのか無我夢中で食べていた。

しかし、何か私の脳裏に不吉な予感がした。

その予感は的中した!

私がチャーハンをほうばるのと同時に、そのおっちゃんは自分のから揚げ定食と私の酢豚定食に向かって、

「ふあっくしょん!・・・ ふわっくしょん!・・・ふわっくしょん!・・・・」と3回立て続けに、えげつないくしゃみをした。

私のスーツの肩から、袖にくしゃみの唾がかかり、私の酢豚の上にも、食べかすの米粒の小さいのが2,3つ、

ついたのが目で見てもよくわかった。

一挙に食欲が無くなり、不味く感じるようになった。

しかし、食べないともったいないので、無理やり喉につめこんだ。

一方、そのおっちゃんは我かんせずで、旨そうに食べている。

私にとっては最悪のランチであった。

同様に、同じ料理でも絶世の美女がおもてなしをしてくれれば、旨く感じるし、

不潔な服装で、爪あかがたまったおっちゃんがおもてなしをしてくれれば、味は半減する。

要するに食とは、五感だけでなく、感情・環境にも大きく左右される非常にデリケートなものと改めて感じる。

 

 

 

お風呂倶楽部の運営会社 株式会社ヤマユウ
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人とのつながりを大切にしています。
そしてこれは社員一同日々心掛けていることでもあります。

というのも私達とお客様、立場に違いはあれど、一生懸命気持ちを持って接していれば、気持ちは伝わると信じています。
これは仕事じゃなくても、すべてのことにあてはまると思います。

私たちは、これから出逢うすべてのひとを大切にします。

山本 優一