電車に乗ると、「コットン、コットン・・・」と言う微妙な揺れが眠りを誘い、

ふと目が覚めて、一瞬自分自身が今どこにいるのかわからないことがある。

今でも記憶にあるのが十数年程前、南海電車難波駅から終電車より少し前の電車でのこと。

ぐでんぐでんに酔ったおっちゃんが座席に座るなり、隣の気の弱そうな青年の膝を枕にして寝てしまった。

気の弱そうなその青年は、少し貧乏ゆすりをして何度か起こそうとする。

四、五回目にやっとそのおっちゃんが目を覚まし、「こらー・・・枕が勝手に動くかえー!・・・・」

と大声を上げてまた眠りにふけった。

ぼけとつっこみの漫才を見ているようで、今でも想いだすと笑いが込み上げる。

2週間ほど前、飲み会のあと電車に揺られ、眠りにふけり、隣の青年にもたれかかってしまった。

ほどなく、隣の青年が苛立ち、私の肩を「ドンと」思いきり押し返してきた。

まあ、私がもたれかかったのだからしかたがない。

しかし、「そんなにきつく押し返さんでも!」と心の中で思った。

また、昨日の電車内でのこと、向かいの席に西郷隆盛を彷彿させるような体格のいい、

そして、顔のつくりが大きいおっちゃんが座り、その隣に高校生らしき学生が、

気持よさそうにそのおっちゃんに持たれかかり、十数分寝込んでしまっていた。

当初、親子か知り合い同士かなと、気にかけていなかったが、和泉中央の終点駅に着くと

そのおっちゃんがニコッとして「兄ちゃん! 駅に着いたで!・・・」と起こしていた。

まったく見ず知らずで同士であったようである。

その高校生らしき学生が頭をかきながら、「すみませんでした!・・・・」と頭を下げていた。

体格だけでなく、心もおおらかで、優しそうなこのおっちゃんばかりであれば、

ギスギスしない、明るい社会になるのにと「おっちゃんのひとりごと」

 

 

 

お風呂倶楽部の運営会社 株式会社ヤマユウ
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人とのつながりを大切にしています。
そしてこれは社員一同日々心掛けていることでもあります。

というのも私達とお客様、立場に違いはあれど、一生懸命気持ちを持って接していれば、気持ちは伝わると信じています。
これは仕事じゃなくても、すべてのことにあてはまると思います。

私たちは、これから出逢うすべてのひとを大切にします。

山本 優一