おっちゃんのひとりごと

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30年以上前、特に当時のブラウン管テレビの映像が悪くなると、テレビの横っ面を、

微妙な強さで”どんどん”と叩くと、綺麗に映像が映ることがよくあった。

不器用な私に家内から「お父さんの取り柄は、テレビを叩いて直すことやねー」と、よく言われたものである。

また最近、会社のパソコンもそろそろ寿命なのか、突然インターネットが繋がらないないことがよくある。

その時は、パソコンのコンセントの差込口に、「くっくっ・・」と刺激を与えると、インターネットに繋がる。

ちょっとした刺激が微妙な接触不良に、効果的に作用したのだろう。

過日、家内が大寒の日にエアコンを入れようとリモコンを押すが、作動しない。

意地になって、何度も押すが、まったく作動しない。

電池を替えても音沙汰なし。

そこで、私の出番、「チョット、リモコン貸して・・・・」とリモコンを取り上げ、

リモコンの上部をテーブルの角で「コンコン・・」と押すと、何とエアコンが作動した。

自分でも思わず、「人間誰でも、取り柄はあるもんやなー・・」と自画自賛。

我が家で久しぶりに、存在感を示すことができた。

しかし、最近の家電製品、機械類は、昔と違い精密に造られているので、衝撃は逆効果になるとも言われている。

時代遅れのアナログおっちゃんは、我が家でも、会社でも益々存在感がなくなりつつある。

寂しい限りである

3年ほど前から、長野県のある農家から、りんごを安く分けてもらっている。

味はイチオシ、蜜がジューッとつまり「思わず 美味しい!」と うなってしまう。

しかし、残念ながら形は大小色々で、皮も中高年の顔と同じで、あちこちにシミのようなものがつき、

りんごの歌のように 「赤いりんごにくちびるよせて♪♪・・・・・」とは言い難い。

この味で、色・形がよければ百貨店のフルーツ売り場で、驚く値段がついているであろう。

と言いながら、普段家で食べるのではこのりんごで充分である。

飽食の時代、そして消費期限・賞味期限が謳われ、廃棄処分される食品の多いこと。

私自身若い頃は、食べ方も汚く、口に合う美味しいもの中心で、口に合わないものは食べ残すことも多かった。

この年になって、やっと米一粒も大事にするように食べている。

ふと家内が横で「そんなに綺麗に食べたら、血糖値が上がり、糖尿病になるわよー!・・・・少し残したら」

と声がかかる。

食物の大切さがわかるのがあまりに遅すぎた。

今更ながら、忠臣蔵「遅かりし、由良之助(内蔵助)」の境地である。

少し前のこと、学生時代の友人の奥さんで、高校の教師をされている方と、

私が人生の糧としている、「人に優しく、自分に厳しく」と言う文言について話していると、

その奥さんが「私やったら人に厳しく、自分にも厳しくやわ!」と返答された。

なるほどそういう考え方もあるのかなと、妙に納得した。

「人間ができている」人であれば「人に優しく、自分に厳しく」の文言どおり、

人にはいつも優しく接し、絶えず人のことを考え、思いやることができる。

また、理不尽なことを言われても、平常心でおだやかに返答できるであろう。

一方、自分自身は絶えず自己啓発して、切磋琢磨し、自分も磨けるであろう。

しかし、凡人の私など絶えずそういう生活を送っていると、どこかで堪忍袋が切れてしまい、

欲求不満で最後に爆発するかもしれない。

と言って「人に厳しく」は自分自身がいいかげんであるのに、

また、私の性格からそうはできない。

とすれば、私に最適な人生の糧は「肩肘張らずほどほどに人に優しく、ほどほどに自分に厳しく」かなと

これが私に一番合っているようだと、最近頓に自分に言い聞かせている。

もう5~6年前になるが、「阪急電車 片道15分の奇跡」と言う映画が話題になった。

阪急今津線、西宮北口駅から宝塚駅までの数々のエピソードを、実際はこれほど偶然が重なることはないが、

面白おかしく、またヒューマンタッチに描いた作品であった。

一方、過日泉北高速線の和泉中央駅から難波までの車内での事。

ある駅から20歳前後と思われる女性が乗車してきた。

物凄い勢いで「ドン!・・」と私の隣に座り、隣の私が飛び上がらんばかりの勢いであった。

そして、座るなり鏡を出し口紅を塗り、付けまつげ、基礎化粧まで化粧のオンパレード。

やおら化粧が終わると、スマートフォンを出し、ゲームにはまる。

そして、堺東に着くとあわてて、私の足を蹴飛ばして降りていった。

その女性が降り、私の向かいに先ほどと、同じ年齢くらいの女性が乗車された。

足を少し斜めにし、みるからに上品そうで、姿勢も良い。

そして、バッグから文庫本を出し読み出された。

しかし、次の駅で高齢の女性が乗車されると、サッと立ち上がり、会釈しながら席を譲られた。

先ほどの化粧の女性とは裏腹で、見ていてすがすがしい気分になった。

また、そのつかの間、後ろの車両から小太りのおばちゃんがきょろきょろしながら、

わずか30cmほどの座席の空間に、すみませんも言わずに強引に座った。

と同時にその隣に座っていた30代に見える女性が、恐ろしく怖い、不愉快そうな顔で立ち上がり、

そのおばちゃんを睨んでどこかへ行ってしまった。

わずか20分程の出来事であるが、人いろいろであるとつくづく思った。

しかし、それらの様子じーっと見ている私も気楽なおっちゃんである。

 

 

年々髪の毛も細くなり、頭のてっぺん辺りはバーコードになりつつある。

散髪は今でも小・中学時代の友人で、理髪業を営んでいるT君にお世話になっている。

T君は勉強もよくでき、体格もよく、健康優良児としても表彰され、クラスのリーダーで大変人気があった。

そのT君に「心配するな! 今でもこれだけ髪の毛があったら、ましなもんや! 俺の髪の毛見てみい!・・・」と励まされる。

毎朝トランプ大統領ではないが、ドライヤーで前髪をフアッーとさせ、髪の毛にボリュームを持たすように努力している。

過日、8名程の飲み会で、飲んだ勢いもあったのだろう、ある女性から「米田さん!ひょっとして・・かつら?・・・・」

とこのひと言にあっけにとられる。

しかしここで憤慨したら、大人げないと思い、「そーや かつらやねん! かつらはこうやってはずすねん!」

「誰にも言わんといてや!・・・・」

その女性もジョークで言ったことが、事実と思い「えらいこと言うてしもた・・・どうしよう・・・」顔色が変わったのがわかった。

私も「冗談、冗談! そんなわけないやろ・・・・」とすぐに返しをする。

こんな冗談も10年後には、ほんとうになるかもしれない。

髪以外でも、心もとなく残っている「歯」、よかった「視力」も老眼で遠くは見えても、新聞・文庫本は見えにくい、

顔のしみ・皺もいつのまにかどんどん増えている、人の名前もなかなかでてこない。

老化現象はどんどん訪れる。

しかし、まだまだオシャレもしたい。

したがって、日々老化と若さ持続のせめぎ合い。

この若さ持続の気持がなくなったら、ほんとうの後期高齢者であろう。

人がどう思おうと、気持だけは30代!40代!

 

 

お風呂倶楽部の運営会社 株式会社ヤマユウ
お風呂倶楽部の運営会社 株式会社ヤマユウ

人とのつながりを大切にしています。
そしてこれは社員一同日々心掛けていることでもあります。

というのも私達とお客様、立場に違いはあれど、一生懸命気持ちを持って接していれば、気持ちは伝わると信じています。
これは仕事じゃなくても、すべてのことにあてはまると思います。

私たちは、これから出逢うすべてのひとを大切にします。

山本 優一